世界選手権やオリンピックなどの国際大会における、各国からの出場選手数制限。
統括団体はどうやって決めているのだろうか?
当然、「強い国」は多めの人数、「弱い国」は少なめの人数の出場を許されるのが妥当だ。
インターネットで検索したところ、柔道とフィギュアスケートのシステムは、容易にみつかった。細かい点で違いがあるが「前回大会や大会前の一定期間の実績に応じて、実績のある国は大人数出場できて、実績のない国は一律で少人数出場を保証される」
という点で変わりはない。これに加え、大会によっては「大会を行う地元(ホスト国)からは多めの選手出場が許される」。
空道が国際社会に認知される競技となることを目指すうえでも、こういったシステムにならって「各階級、優勝8P、準優勝4P、3位2P、4位1Pとして、各階級で、2014世界選手権での最大ポイント獲得国が2018世界選手権で4名まで出場可、2番目にポイントを獲得した国は3名まで出場可、それ以外の国は2名まで出場可。ホスト国は、各階級+1名」といった方式を定め、それを発表することが、公平感を打ちだし、また出場選手の責任感を煽るうえでも効果的ではないかと考える。
国際大会ならずとも、箱根駅伝のようなドメスティックな競技でも、上位入賞すれば次年度のシード権を得られるシステムがある。次の世代へ与えるものがあるからこそ、選手は燃え、そして敗れれば涙に暮れる。
現状、空道ではこういったシステムが敷かれているわけではないが、2018年までに整備されている可能性はおおいにある。だとすれば、今回の世界選手権で、いかに日本代表が上位を獲得するかは、2018の参加枠に影響を及ぼすだろう。
選手のみなさんには、心して闘っていただきたい。